卒業論文について
テーマ:特異銀河Arp215(NGC2782)におけるH1plumeの形成
概要
Arp215(NGC2782)は,やまねこ座にある地球から34Mpcの距離にある特異銀河である.
Arp215の東側には2'.7(〜30Kpc)にわたって(stellar tail)が伸び,銀河円盤にはコイルが巻
き付いたかのような形状を見せている.
観測によって,銀河北西方向に光学的に確認されるtailと比較してかなり長い5'(〜54Kpc)
にわたるH1plumeが伸び,一方東側は光学的観測より短い2'にわたるH1 tailがあることが
わかっている.
特異銀河が形成される要素としていくつか考えることができるが,本研究で取り扱うArp215は
2つの銀河の合併によって形成されたと考えられる.
今回の卒業論文においては,これら光学的観測とH1ガスの観測結果をもとに,Arp215が銀河衝突
によって形成されたとして,このH1tailおよびこの特異銀河の形成メカニズムの解明を目指す.
またこの結果をもとに,引き続きArp215および特異銀河を題材に研究を行っていく
(内容はナイショ!?)予定である.
-参考文献-
Arp215のH1tailと銀河の潮汐作用
/ 沢武文(1992年日本天文学会春季年会予稿集)
THE DISCOVERY OF A LONG H1 PLUME NEAR THE PECULIAR GALAXY NGC2782(ARP215)
/ Smith(Ap.J 378,39.1991)
右の写真がArp215(Arp Atlas catalogueより)
進行状況
必要な論文はだいたい集めおわり,最も重要なSmith(1991)は読み終りました..
(当然ながら?全て英文)
fortranでプログラムを組んでシミュレーションするのですが,1月中旬現在プログラムは完成し,
パラメータをいろいろ変化させて計算中です.
つまり今は右のようなシミュレーション結果とにらめっこする日々です.
上の写真のような形になるモデルを捜し当てるのが目標の一つです.
そして,忘れてならないのが現在やっているシミュレーションは「テスト粒子」によるもので
ガスの効果を計算にいれてません.平行してガスの効果をいれてプログラムを組み直さないと
いけないのですが…
さらーに,「卒論」ですから,文章も書かないといけません.うううううーーーむ,困った.
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