終了したイベント
★ 第4回サイエンス・カフェ ★
★ 2011年全国同時七夕講演会 ★
開催日時:2011年7月7(木) 18時00分〜20時30分
今年で3回目となった「全国同時七夕講演会」は,
「第4回サイエンス・カフェ」も兼ねて行いました.
今年は朝から全国的に雨で,最寄りのアメダスの
豊田では,16時〜17時に6.0mm,17時〜18時に7.5mm,
18時〜19時に3.5mmと,梅雨本番の本降りでした.
このような雨の中の開催ではありましたが,
25名の参加がありました.
講座のタイトルは「なぜ七夕はいつも梅雨の時期?−旧暦の話−」
で,旧暦の仕組みや,旧暦にまつわるいくつかの話題を
お話ししました.昔は旧暦で七夕などの行事を行っていたが,
現在は新暦で七夕の行事を行うようになってきたこと,
今年の旧暦の七夕は8月6日(土)であり,この日は
子どものための一般公開(第65回)を開催予定
であること,旧暦は月の満ち欠けで1ヶ月を決めること,
月名の決め方には一定のルールがあること,
そのため旧暦は新暦より1〜2ヶ月遅くなること,
暦と季節のずれは,うるう月を入れて1ヶ月単位で
調整することなどについてお話ししました.
また,大安や仏滅といった,六曜の入れ方のルール,
十干と十二支を組み合わせた年名の付け方,還暦の
意味などもお話ししました.
最後に,旧暦にまつわるエピソードとして,
財政難のため急がれた明治維新の改暦(旧暦から新暦へ),
赤穂浪士の吉良邸討ち入りの時期,昭和41年の
ひのえうまにおける出生減などについてお話し
しました.
講座終了後,飲み物と少しのお菓子で,
カフェタイムをもちました.参加者同士で話をしたり,
講演者やスタッフの学生と話をしたりして,
和やかな時間を過ごすことができました.
外はまだしっかりと雨が降っていましたので,
観望会は中止となりました.
カフェタイム終了後,学生による操作と
解説で,宇宙立体映像投映システム「Mitaka」による
「3D宇宙の旅」を楽しんで頂きました.
今後も,7月23日(土)に64回,,
8月6日(土)に65回(子どものための),
9月3日(土)に66回の一般公開を予定して
おります.こちらにも是非,ご参加下さい.

受付の風景.参加者には,短冊を配り,七夕の笹につけてもらいました.

講座の様子.

講座の参加者.梅雨本番の雨だったので,ちょっと寂しい参加者数になりました.

カフェタイムの様子.楽しく語り合うことができました.

「3D宇宙の旅」の投影を待つ参加者.多くの参加者によろこんでいただきまし
た.
大きな画像を見るには,それぞれの画像をクリックして下さい.

大きなポスター,チラシを見るには,
それぞれ画像をクリックして下さい.
七夕講演会:18時00分〜19時00分
題目:「七夕はなぜいつも梅雨の時期? −旧暦の話−」
講師:愛知教育大学教授・沢武文
七夕の夜は,おりひめ(ベガ;こと座の1等星)と
ひこぼし(アルタイル;わし座の1等星)が,
天の川を越えて年に1度再会できる日とされています.
そして,私たちは短冊に願いごとを書いて笹に飾り,
その願いを天に託す日とされていいます.このような
ことから,晴れて星がきれいに見える時期に
七夕を行えばよいのでしょうが,7月7日は,
日本ではちょうど梅雨の真っ最中になっています.
なぜ,このような時期に七夕を行うのでしょう?
これは,本来,旧暦で行っていた行事を,新暦に
置き直した結果なのです.現在,私たちの使っている
暦(新暦)は,グレゴリオ暦と呼ばれる太陽暦です.地球が
太陽のまわりを回る周期1年を基準として,それを
12ヶ月に分け,暦が作られています.太陽の位置を
基準にしていますので,暦と季節はほとんどずれません.
一方,明治維新以前は,月の満ち欠けで1ヶ月を定め,
暦と季節のずれは,この1ヶ月単位で調整するという
旧暦(太陰太陽暦)を使っていました.そして,旧暦
7月7日に七夕の行事を行っていました.旧暦と新暦
は,年によってずれ幅がちがいますが,おおざっぱに言えば,
旧暦の方が1ヶ月ほど遅くなります.各地の七夕祭り
(仙台,一宮,安城など)が月遅れの8月に実施されるのも,
そのためです.8月であれば,梅雨は上がり,夏の晴天が
続く季節です.この七夕を,新暦の7月7日に行うため,
いつも梅雨の時期になってしまっているわけです.
今回は,この旧暦の仕組みについて解説すること
にします.また,三日月,十五夜,大晦日など,
旧暦にまつわるいくつかのことばの意味や,
中秋の名月の日は必ず仏滅になることなど,
旧暦にまつわるいくつかのエピソードにつ
いてもお話しします.
カフェ・タイム:19時00〜19時30分
講座の内容や,宇宙,科学などについて,お茶やジュースと
ちょっとしたおやつをつまみながら,講師と参加者の
みなさんとが気軽に話をする時間です.みんなで
ワイワイと,宇宙について語り合いましょう.
観望会:19時30〜20時30分
観望会タイトル:「七夕星空観望会」
観望予定天体:土星 他
この日は,半月少し前の月が出ています.晴れていれば,
土星と月を見てみましょう.
細い輪を持つ土星も,まだ南西の空に輝いています.細い輪は,はっきりと
見ることができます.また,衛星も見ることができると思います.
月は,半月少し前の状態です.40cm望遠鏡で見ると,クレーターに
覆われた月の表面が視野いっぱいに拡がり,迫力ある
月面を楽しめます.
「Mitaka」による「3D宇宙の旅」上映会:19時30〜20時30分
「Miaka」は,国立天文台の研究者が中心となって作成した,
宇宙立体映像投影用のソフトです.地球を離陸し,太陽系の
旅に出かけてみませんか.専用の偏光メガネをかけると,
惑星や小惑星,衛星の軌道を立体視できます.
また,最新シミュレーションによる土星の輪の構造
なども見どころです.投影は数回に分けて行いますので,
観望会と3D上映会の両方をお楽しみ下さい.
◎自家用車の場合は大学構内の駐車場をご利用ください.
◎高い脚立の上で観望いたしますので,かかとの高い靴や
短いスカートは避けてください.
◎夜は冷えますので,防寒には十分ご注意ください.
◎観望会の間は足元が暗くなりますので,ご注意ください
◎会場へは,学内の案内に従ってお越しください.